・高音で喉が閉まる...
・高音で力のない裏声になってしまう...
・音程が安定しない...
・リズム感がないと感じる...
・歌に抑揚や表現がつけられない...
皆さんがそれぞれに感じている事は数え切れない程あると思いますが、これらは闇雲に歌う練習をしていて上手くなるという確率は歳を重ねれば重ねる程低くなると私は考えます。大人になればなる程に思考も体も硬くなり素直&自然に体を使う事が出来なくなるからです。
歌はまず「息」「声帯」「共鳴腔」をどんなバランスで使うかがとても大切。
どれが欠けても上手くいきません。
歌で皆さんが意識し過ぎるのが「声帯」です。
歌っている時に、自然と首や胸に手を当ててしまう方が多くいらっしゃいます。
声帯には息が必要です。息を貯めたり送ったりする装置は「肺」です。
その肺を動かしているのは横隔膜をはじめ肺を取り巻く胴体全て。
人間が呼吸をするというのが、実は物凄い全身運動である事を忘れてはなりません。
まずは呼吸の安定。
呼吸力は吐かなければ衰えてしまいます。吸えていないのではなく、まず日常生活において皆さんしっかり息を吐けていない。吐かない体は吸えない体になっていきます。
レッスンにて、低音部分をしっかり息を吐く&使う感覚で歌ってもらうと、直前までつっかえていた高音部分がそのままスムーズに歌えるようになる方もいらっしゃいます。
息を歌(音)に流し込むという作業・動作が出来ていない。高音を出すことに必死で息が止まっているような状態でなんとか歌って(叫んで)いる状態をよく目にします。
くれぐれも、歌は「声帯」(喉)だけで歌うのではないということをお伝えしたいな、と思います。
ではどうして「喉一極集中」で歌ってしまうのかというと、「喉」しか感じていないからです。結果、喉周りの範囲の狭い筋肉しか動かせていないのです。
一度体をゆっくり大きく動かしながら練習をしてみて下さい。
喉周り以外の筋肉を動かすことで喉に集中した力のバランスが崩されます。
音程を大きく外すかもしれません。または高音がさらに弱い裏声になるかもしれません。
しかしそれは「吐けている」証拠です。
喉に一極集中で凝り固まった力をまずは取り除き、声帯に息を通す。
歌っている時に胴体を柔らかく大きく強く使えるようになりましょう。
それが出来てくると「共鳴腔」の開発へと進んでいけます。
「共鳴腔」の開発から始めても結局「息の足りなさ」を感じて行き着くところは息の安定力です。急がば回れ、息(空気)がなければ音はなりません。
歌は音です。
まずは音としてしっかり鳴らせる体を作ってみてはいかがでしょうか??
体験レッスンお待ちしております♪(ホームページよりお申し込みください)
Otoshigo Music Lab
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